どんな知識や経験が求められる?ICU看護師になるためになりたい人に伝えたいこと

最近は医療ドラマも増えたため、医師や看護師になりたいという人も増えているようです。
そんな中、ICUで働く看護師になりたいと憧れている人もいるでしょう。ICUで働く看護師になるには、どうすれば良いのでしょうか。

ICU看護師になるのに、特別な資格は必要ありません。看護師資格を持っていれば誰でも働くことができます。しかし、ICUは重篤な患者ばかりなので、急変に素早く対処できる人の方が良いと考えられ、ある程度経験を積んだ看護師でないと配属されない病院もあります。資格を取ったばかりの新人が、いきなりICUに配属されるところは少ないと考えておきましょう。

ICUで働くには、まず勉強が必要です。現場で働きながら覚えるから大丈夫というのはICUでは通用しません。その場で本を読むこともできませんし、知らない医療機器や物品が多くあり、何が何かわからなくなることが多々あるのです。

資格を取得しておくのも良いです。BLS(一次救命措置)やACLS(二次救命措置)、ICLS(蘇生トレーニング)などがおすすめです。この中でも、BLSは必ず取得しておくと良いでしょう。その他はあれば現場で必ず役立ちます。

ICU看護師は、とても優秀な人でないとなれないのかと言われますが、そんなことはありません。
もちろん、瞬時に判断しなければならなかったり、高度な医療実践技術が必要となるためある程度適正はあるかもしれないのですが、経験と知識を積んでいけば誰でもなることができます。

その上で、日々進歩する医療に対応できるように常に勉強する心構えがあれば、ICUで能力を発揮できる素晴らしい看護師になれるでしょう。